Stage3D対応のAway3D 4.0 – フィルター(ポストエフェクト)

昨日の記事に続いてFlash Player 11のStage3Dに対応した3Dライブラリ「Away3D ver4」の紹介。今回はフィルター機能を使ったデモを作成しました。プルダウンでエフェクトの種類を選べるので、試してみてください。

  • demo (Require Flash Player 11.1)
  • source (with Away3D 4.0 alpha)

Away3Dにはフィルタ機能が備わっていて、これはStage3D側で処理するポストエフェクトの部類になります。備わっているフィルター機能は次の通り。

▼RadialBlurFilter3D (放射状ぼかし)

▼MotionBlurFilter3D (モーションブラー)

※モーションブラーはfumixさんが以前Papervision3Dを使って紹介していたこともありました。
MOTION BLUR DEMO 001 (PV3D) – wonderfl build flash online
Away3D 4.0ではStage3D側でフィルター機能を使うことができるので、処理負荷もほとんど無視できるレベルになっています

▼BlurFilter3D (ぼかし)

▼BloomFilter3D (白くする効果)

▼DepthOfFieldFilter3D (被写界深度)

※DepthOfFieldFilter3Dは少し特殊なので、別のデモにて試しています。

  • demo (Require Flash Player 11.1)
  • source (with Away3D 4.0 alpha)

使い方

実装方法も至ってシンプルでView3Dオブジェクトのfilter3dプロパティーに、使いたいフィルターをセットするだけです。このあたりはFlashの通常のディスプレイオブジェクトへのフィルター適用方法と似ています。

var view = new View3D();
view.filters3d = [new BlurFilter3D(16, 16)]; // ←ココ
addChild(view);

このフィルタ機能は実はカスタマイズすることができて、9ballsyndromeさんが既にその作り方を日本語を紹介しています。その場合は、AGALを直接書くことになるので難易度が高いかもしれませんが。

Away3Dはこういうフィルター機能が備わっているなど、機能の華やかさでは他のライブラリに比べてリードしているように思います。

次回は定番の被写界深度表現について紹介します。

投稿者 : 池田 泰延

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