Flash Pro CCの新機能紹介:進化した高品質なビデオ書き出し機能

Flash Professional CC (通称、Flash Pro CC)の新機能として注目されているのが「ビデオの高画質な書き出し」機能です。

どんなに負荷の高いFlashコンテンツでも、ドロップフレームすることなく60fpsでHDビデオとして書き出すことができるようになっています。(試したところ120fps HDの動画ファイルも作れています)

第7回『進化した Flash Pro CC – Flash, HTML5, ビデオ表現の可能性を探る』 | ADC OnAirでの放送で紹介したのですが、物理演算ライブラリの「Box2D」を使ってリアルタイムではとても再現できないような高負荷なFlashコンテンツをHDの60fpsの動画として書きだしてみました。

※Flash Pro CCで生成されたビデオファイルをAdobe Media Encoder CCを使ってエンコードしています。

YouTubeだとフレームレートが落ちてしまうので直接ビデオファイルを自分のサーバーにアップしたのですが、60fpsの動画は動きの気持ちよさが違いますね。

従来の方式から改善されたポイント

従来のFlash Pro (CS3以降)では再生負荷の高いビデオを書き出すと、SWFの負荷に応じてビデオ書き出しがカクつく現象(実時間に対してレンダリングが間に合わない現象)があり、Flash Proで動画を作る人にとってはこれが悩みの種でした。

わざとフレームレートを1にしてドロップしないように工夫するというバッドノウハウを利用すると対策できるのですが、Flash Pro CCではその問題が解消されています。

嬉しいポイントは次の通り。

  • どんなに負荷の高いFlashコンテンツでも正確に書き出せる
  • 負荷の少ないFlashコンテンツの場合はビデオ書き出しが実時間よりも短くなる
  • Flash ProのタイムラインとActionScriptのどちらを使っていても(併用していても)書き出せる
  • ActionScriptでトゥイーンライブラリを使っていても時間ベースで正確に書き出せる(トゥイーンライブラリはgetTimerで実装されている必要があるようです)

作例をもう一つ

またもう一つ作例をアップしてみました。こちらは放送用に作っていたのですが、完成度がいまいちだったのでボツにしたものです(ちなみにBeautiflの壁紙をActionScriptで再生させようとしたものです)。お蔵にしておくのももったいないのでアップしてみました。

オリジナルのFlashはActionScript (Flash Player 10 世代の技術 Papervision3D と Shader )を利用したもの。処理負荷が高く、まともにリアルタイムに再生できないレベルのものです。オリジナルのFlashで60fpsが達成されることがなかったので、できあがったビデオファイルを見て新鮮な感覚になりました。Flash Proはビデオ書き出しのツールとして着実に進化していますね。

参考記事

投稿者 : 池田 泰延

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Comment/Trackback %件

  • カービィ より:

    これは素晴らしい。丁度FlashVideoについて学習してたので非常に助かります。
    ビデオとFlashを駆使したコンテンツ制作は本当に興味深いですね。

    去年の「「映像とWEB – WebクリエイターのためのAfter Effects勉強会」
    (http://ae-style.net/event/mw2012/)
    は参加できなかったのですが、機会があったらまたFlash×Videoのコンテンツ制作について掘り下げたものがあればとても嬉しいですね。

    素晴らしい記事をありがとうございました!!