JigLibFlashとSpringCamera3Dで3Dゲームっぽい動きを実現

note.xさんのところで紹介されていた新種の3D物理エンジン「JigLibFlash」と、滑らかに追随するPapervision3Dの「SpringCamera3D」が相性がよさそうだったので、組み合わせたデモを作ってみたらなかなかいい感じのものが仕上がりました。

090222_car

レーシングデモ(Google CodeのデモをSpringCamera3Dで作り変えたもの)。キーボードのカーソル(上下右左で操作ができます)

  • demo (require Flash Player 10)
  • source (Flex SDK Project, zip)

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物理エンジンボールデモ。キーボードのカーソル(上下右左で移動、スペースキーでジャンプ)

  • demo (require Flash Player 10)
  • source (Flex SDK Project, zip)

3Dボールアドベンチャー

日ごろのフィードリーダーで見つけたのですが海外でも同じように組み合わせてゲームを作っている方もいました。こちらはプリミティブなオブジェクトだけを使って作られたゲームですが今回のデモを作るときに参考にさせていただきました。

JigLibFlashとSpringCamera3Dの展望

モンスターハンター(買ってからあんまりやっていない。。。参考)みたいな動きを、Papervision3Dでできたら面白いだろうなぁ、と思って試してみたのですが、今回試してみて比較的簡単に作ることができました。

今回のデモは無機質なものをカメラの目標点にして動作させましたが、動く対象にキャラクターを使ってみると最近の3Dゲームのようにできるのではないでしょうか。

ただ、処理負荷が大きいので実用レベルにするには最適化の工夫が必要です。そのあたりはデモを作っていっていい方法を見つけていきたいと思います。

3Dの物理エンジンについて

余談ですがBox2DとPV3Dを組み合わせるより、JigLibFlashとPV3Dのほうが直感的にスクリプトを扱いやすいように思いました。処理速度の点や、開発時の情報の多さでいえばBox2Dですが、3Dゲーム化においてはBox2Dは二次元ですので、そもそもペラっとしたものしかできません。ゲームの種別によっては使い分けできるといいいかもですね。

さらに余談ですが、3Dエンジン「Alternativa3D」は内部に物理エンジンも含まれているので、Flashの3Dゲーム化にはそちらのライブラリも検討してみるといいかもしれません。(参考:Alternativa3Dを試してみる Part.04 : WalkControllerで迷路)

ちょっとした展望が見えたところで、近々ゲーム化っぽいデモを作ってみたいと思います。

参考記事

投稿者 : 池田 泰延

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