Alternativa3Dを試してみる Part.01 : まずはHello Worldから

Papervision3D 2.0(Greate White)の記事はほどほどに充実してきたので、このあたりで趣向をかえて別の3Dライブラリ「Alternativa3D」に手を伸ばしてみようと思います。Alternativa3DはFlash Player 10(Astro)のネイティブ3D処理にいち早く対応しており、「現時点ではAlternativa3Dが最強のAS用3Dエンジン」という評価もある気になるライブラリでした。

まずはライブラリを導入して作ったデモを紹介します。

導入方法

公式ページでアカウントを取得しログインするとzip化されたライブラリをダウンロードすることができます。Flash Player 9と10用のswcが用意されていますが、10を使う場合はバージョン10に対応したコンパイラーが必要になるので、Flex SDK 3.2か4を用意しセットアップしておきます。私はFlash DevelopにてFlex SDK 3.2を使用しました。

ライセンス

非商用でデモを作る場合はフリーですが、商用の場合は公式ページに記載された連絡先に問い合わせる必要があります。またフリーで使う場合にも利用規約にいくつか注意事項がありますので目を通しておくことをお勧めします。

参考になるドキュメントとサンプル

公式ヘルプ(英語)にASDocと5つのチュートリアルが掲載されています。チュートリアルのスクリプトはコピペすれば動くので、これを試して勉強してみるのがお勧めです。

サンプルを作成してみる

Hello, Alternativa3Dを参考に立法体や球などのプリミティブを並べてみたのが当記事のデモです。並べたものはBox(立法体), Cone(コーン), Plane(平面), GeoSphere(球)の4種類。PV3Dと名称は違いますが扱い方はそんなに変わりません。

考察

Papervision3Dと基本的に似たような流れで記述していくので特に違和感なく作成することができました。ただ国内にAlternativa3Dを扱った記事が少ないので、初めてFlashで3Dをはじめる際は情報が豊富にあるPV3Dを学んでからチャレンジしたほうがよさそうです。では次回からはスクリプトの記述方法や、演出手法、パフォーマンスといったことをテーマにして、掘り下げていきたいと思います。

参考記事

投稿者 : 池田 泰延

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