- 2009年05月12日 (火)
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Papervision3Dをベースした3Dアプリ「VizualPV3D」
Papervision3D (PV3D) をエンジンにした 3D アプリケーションの「VizualPV3D」のアルファ版が公開されていたのでダウンロードして試してみました。
とりあえず何ができるか
公式サイト で紹介されているビデオがありましたので、掲載しておきます。フルスクリーンモードにして再生すれば、実際の使用感が伝わると思います。
Vizual PV3D from Juxt Interactive on Vimeo.
私が触ってみて気づいた点をリストアップしてみました。
- Primitiveオブジェクトを配置できる
- 配置したオブジェクトはXYZ座標と回転を自由に設置できる
- Material (テクスチャ)を設定できる
- ライトにも対応している
- ライトの位置も調整できる
- テクスチャにはローカルの画像を使用できる(アセットとして登録もできる)
- カメラアングルも同様にXYZ座標と回転を自由に設置できる
- カメラは上下左右手前奥、俯瞰図などプリセットが用意されている
- セッションの読み込み/出力が可能
- AIRではなくてswfファイル
- ディフォルトでフルスクリーンモードとなる
- Flex フレームワークのアプリではないっぽい
ダウンロード
次のリンクからページ中部にある「Download VizualPV3D」をクリックでアプリをダウンロードできます。アプリといっても swf ファイルなので、ダブルクリックで起動します。
※スタンドアロンのFlash Playerが動作には必要です。お持ちでない方は次のリンクからダウンロードすることができます。
アプリの使用感
- アプリ自体の完成度は非常に高い
- もちろん英語だけ
- PrimitiveやMaterial、CameraはPV3Dそのものなので、PV3Dのスキルのある人なら簡単に使いこなせる
- そんなわけで別に英語でも困ることはなかった
- Lightwave や Maya、Blender ほど本格的なアプリではない(どれも触ったことないのですが)
- 3D のクオリティーはエンジンとしている PV3D のもの
- 特に静止画保存はなかった
- マウスだけで操作できるように作られている
- swf ファイルなので別途 スタンドアロンの Flash Player が必要 (フラッシャーならマシンに当然入っているでしょうから、ダブルクリックで起動)
私は何を隠そう Google Sketchup を 2 時間ぐらいしか使ったことがないぐらい 3D ソフトに疎いのですが、PV3D を触っていることもあってそんな私でも簡単に使い方がわかりました。Camera や Primitive, Material などは PV3D と同等のものなので、PV3D の勉強に役立つツールだとも思いました。
考察
Export 機能が XML だけなので今は特に利用方法がないですが、そのうち Papervision3D でも扱えるようになれば便利だと思いました。(実際に出力してみた XML ファイルはこれ) たぶんそうなるんじゃないかと思いますが、今のところは情報なしですね。
ちなみに今年のFITC(トロント)でも紹介されていたみたいです。FITCの発表はAdobe TVで紹介されるという噂を耳にしたのですが、これはぜひ見てみたいですね。
あまり触っていないので、気づいたことがあったらレポートします。それでは。
PS
記事をみたときにnote.x さんのところで紹介されていた PV3Dベースの3Dアプリ「G-Nero」のことかと思ったのですが、また別のアプリのようですね。
2009年05月28日(木) 12:56
[…] ニュースソースはFlash 3D系で有名な Papervision3Dをベースした3Dアプリ「VizualPV3D」 http://clockmaker.jp/blog/2009/05/visualpv3d/ […]