パーティクル表現のためのAS3ライブラリ「Stardust」

スターダスト × Papervision3D

ざっくばらんにいろんなライブラリを紹介するシリーズ第三段目。Stardust (スターダスト)という海外のパーティクルライブラリの紹介。2Dにも3Dにもどちらにも利用できる表現の自由度が高いライブラリです。とりあえず、Papervision3Dと組み合わせてデモを作ってみました。蝶が飛んだ軌跡に発生している粒子部分がStardustの効果になります。

  • demo (Flash Player 9)

ライブラリStardust とは

StardustLogoMediumShadowed

2Dと3Dをサポートするパーティクルエンジンで、ソースコードはMITライセンスとしてGoogle Codeにて公開されています。さまざまな効果やプロパティーを組み合わせて使うことができ、自由度の高いカスタマイズが可能です。

ライブラリの特徴は次のような感じ。

  • 簡単にカスタマイズができる
  • 重力や反発といった物理演算の適用も可能
  • 実行した結果はXMLとして出力することもでき、それを再利用できる
  • 3Dエンジンも内蔵
  • サードパーティーの3Dエンジン(Papervision3DやZedbox、NO3D)と組み合わせての使用も可能

サンプル

Google Codeにもたくさんのサンプルが掲載されているので、ピックアップしてみました。クリックで再生ページへ遷移します。

turbulent+blasttext+spark

trailsparkssakura

開発者本人がwonderflに投稿したものがあったので、併せてそちらも紹介します。

使ってみた感想

自由度が高いというのは、逆にいうと修得することが多く、このStardustを使いこなすにはそれなりに勉強する必要があると思いました。使ってみたところ、中〜上級者向けのライブラリ。Papervision3DやBox2Dのようにかなりしっかり作られているライブラリですが、クラス数が多かったりして、そもそもパーティクルについての知識がないと使いこなすのは難しいのかも、と思いました。

ただ、開発者自身は非常に意欲的で、Google Codeには豊富なサンプルやPDFの説明資料、YouTubeのチュートリアルビデオを丁寧に用意しています。とりあえずその当たりの資料を抑えておけば、わりと簡単に勉強できるかも。

とりあえず、wonderflに私の習作もアップしておきましたので、よければ参考にしてくださいませ。

最後に

実は前に開発者本人からこういうライブラリできたよというメールがきまして、ずっと試したいと思って今頃作ってみました(遅くてすみません)。当の開発者は台湾の21才の方。21才という世代は日本でもスゴイ方が多いですが、海外でも同様のようですね。

それでは、楽しい Stardust Life を。

とりあえず、貼り付けておく

投稿者 : 池田 泰延

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