Flashの3Dエンジン「Alternativa3D 7.5」を試してみた

Flashの3Dエンジン「Alternativa3D」の最新版ver 7.5が登場したというので、試してみました。

Alternativa3Dは正確なポリゴン表示では定評がありましたが、大量の頂点数の処理に弱いというのが今までの印象でした。最新版の7.5ではポリゴンソートのロジックが選択できるように改善され、「ポリゴン表示の正確さ」「大量の頂点処理」のどちらも両立できる有望なライブラリに進化したようです。

他のライブラリと同等以上に大量のポリゴンを処理できる

冒頭のデモは、今年2月に各種Flash 3Dエンジン比較をしたときと同様のテストを行ってみたものです。結果としては、以前のバージョンの5倍ほど高いフレームレートで再生することができました(8fps→40fps)。これはPapervision3D 2.1やAway3D Liteと同等(もしくはやや高速)という結果になります。

※Papervision3D 2.1はBSPソートを有効にすると使いものにならないぐらい重くなりますし、Away3D Liteは完成度が十分でないので、実質的にAlternativa3D 7.5が速度面においてもリードした感じでしょうか。

ポリゴンソートを選択することでチューニングしやすくなった

APIを確認するとZソートを扱えるクラスが搭載されていて、これを選択することで重なり順の処理と引換に、従来のBSPソートよりも大量のポリゴンを扱うことが出来るようになります。従来のBPSソート以外にも様々な種類のソートコンテナーが設けられていて、このあたりを上手に使い分けると表示の正確さとパフォーマンスの調整を細かくできそうです。

今回のリリースで商用ライセンスが廃止に

リリース記事(ロシア語)によると

  • 商用ライセンスを廃止(Alternativa3D version 5も含む)
  • リリースされたのはVersion 7.5
  • Alternativa3D 8はAdobe MAX 2010で紹介される

とのこと。長らく3Dエンジンの進化が停滞していたので、ここにきて朗報でした。

Alternativa3D関連の参考記事

投稿者 : 池田 泰延

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